田中実さん | |
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拉致:1978(昭和53)年6月 |
●田中実 (たなか みのる) 平成17年4月25日、警察庁が「拉致」と認定。27日に日本政府によって「拉致被害者支援法」に基づき拉致認定。政府による拉致認定は2002年10月(曽我さん母娘、石岡亨さん、松木薫さん)以来、2年半振りで、認定者は11件16人(5人帰国)となった。 |
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田中実さん拉致は、朝鮮労働党社会文化部指導の下にある工作組織「洛東江」のリーダー曹廷楽とメンバーの韓龍大という在日朝鮮人が、韓龍大が自ら経営するラーメン店「来大」の店員であった田中実さんを言葉巧みに騙して、成田からウィーンに出国させ、その後、北朝鮮に拉致したものである。
この経緯は、「洛東江」のメンバーでもあった張龍雲が「朝鮮総連工作員 ー『黒い蛇』の遺言状ー」で明らかにしている。 曹廷楽は現在、山形県に在住。韓龍大は青森県八戸市で中華料理店を経営している。 救う会兵庫は2002年10月、「韓竜大」(現在青森県八戸市に在住)を告発。
写真週刊誌「フライデー」もこの2人を取材しており、二人とも工作組織「洛東江」の存在を否定しておらず、さらに曹は「田中さんは自分でJALに乗ってウィーンに行った」などと語っている。田中さんがJALを利用した事実は一般に公表されておらず、ボロを出した発言と言えるだろう。 昨年の11月30日から12月2日にかけて夕刊フジに連載された加藤昭氏の「衝撃拉致全貌」では、元工作員の証言として「3000万円は初耳だが、田中実さんを拉致した韓龍大が『報酬として現金1000万円を万景峰号の船内で受け取った』のは工作員中までは有名な話だ」と載っている。 これらの莫大な資金は、ではどこから出ていたのか。
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