「少女ら致疑惑」/日本の反共和国騒動傍観せず

「慰安婦」補償対策委


 共和国の「従軍慰安婦」および太平洋戦争被害者補償対策委員会は4日、日本で起こっている「日本人少女ら致疑惑事件」騒ぎと関連し、次のような談話を発表した。

 国際関係の中で対共和国政治の流れが緩和の方向に動き出し、水害と関連して世界的な支援の雰囲気が高まっている時に、共和国を非難するこうした騒ぎが起こっていることについて、われわれは注目せざるを得ず、これに対する立場を再び明確にすることが必要だとみなす。

 現在、日本で騒がれているいわゆる「疑惑事件」は、共和国の対外的イメージを曇らせるために、南朝鮮の「国家安全企画部」(安企部)が考案した反共和国謀略劇だ。

 南朝鮮当局は自らのいわゆる「対北政策」が全面的に破綻し、わが方とは対話のテーブルにもつくことができない立場にある。国際的に共和国に対する支援の輪が広がったため、南朝鮮当局にはこれにブレーキをかけるための「ねつ造品」が必要になった。安企部はすでに白日の下にさらされた古い風呂敷包みから引っ張り出したアイデアと、密室で作り出した「証人」を通してシナリオを作成し、日本を舞台にして火をつけたのだ。

 ここに日本の一部不純勢力と御用言論機関が合流した。彼らは「事件の解明」「真相究明」などとしながら、ありもしない事件をあおっている。

 ありもしない謀略劇がねつ造された背景には、日本の一部不純勢力が朝・日間に山積する諸問題を正当に解決する道を妨げようという目論見がある。またこれは、「従軍慰安婦」問題をはじめ日本が過去、朝鮮人民に対し犯した罪を隠そうとする策動の一貫でもある。

 20世紀が終りに近付いたこんにちまで、日本は武力でわが国を占領して40余年間の血と涙にまみれた植民地統治を強要し、数10万の朝鮮女性を軍事的性奴隷におとしめ、罪なき朝鮮人民を虐殺し、朝鮮の資源を略奪していった犯罪行為に対して、何の謝罪も補償もしていない。

 日本の一部不純勢力が南朝鮮当局のシナリオに乗って、国際法的にも道義的にも当然行うべき過去の清算に背を向け、虚構のねつ造品をもって騒ぐのは、彼らの道徳的低劣性と政治的無知を露にするだけだ。

 日本に過去の清算をさせることは、朝鮮人民の確固とした決心であり意志だ。またわれわれは、日本で行われている反共和国謀略騒ぎについて決して傍観はしない。(朝鮮通信)[朝鮮新報97/4/8]

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